給湯器そのものがなくなったら、百年後には。

ISが各地の文化財を破壊し世界に震撼を与えていますが、
これほど文化財を守ることが難しいということがわかることは今までなかったでしょう。
想像に対してはクラッシュアンドビルドの考えがよく出されますが、
人間の寿命は精々100年。
仮に現存する建築を全て破壊した場合。
百年後の建築家は写真で過去の建築を見ることはできますが、
肌で触れることはできず過去の建築の概念を超越することはできないでしょう。
建築に限らず給湯器程度でもそうです。
給湯器そのものがなくなったら、百年後に給湯器は作れないでしょう。
破壊することは簡単です。
しかし、なんの為に残されていたか、考えなければならないはずです。

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